夏の珍客

2017.06.05

私はこの季節になりますと、湯上がりに縁側で今日の反省と称して1日を振り返っているのです。そして今日もいつものように反省をしておりました。何分か過ぎ辺りが静かになった頃、カサっと音がしました。何の音だろうか・・・。なんだか左足がおかしいのです。なんだろこの異様な感覚は、まるでツメで引っかかれたかのようにチクリ。怖い気持ちと、確かめたい気持ち。そしてズボンを引っ張るかのような感覚。その感覚はしだいにはっきりとし、ふくらはぎからひざへとチクリ、チクリと上がって来るのです。ついには、ひざの上に置いてあった左手の甲にまで達してきたのです。左手をゆっくりと持ち上げたその時、私と目があったのです。



こんばんは、久し振りだね。君たちの季節になったんだね。この辺りはまだ田んぼにはカエルそして畑にはチョウが舞う、決して都会ではない、どちらかと言うといなか。でもいろいろと開発が進み、君たちにはだんだんと住みにくくなってきているような気がします。ごめんね、ぼくには何もできないんだ。良かったら又、おいで、と言い元気なうちに放してあげました。元気でな。



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